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台所漢方では、漢方薬・薬膳料理・栄養バランス・マクロビオティック・体に対するケアの必要性等について、研究しております。
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身近な食材で薬膳を!手軽につくれる薬膳料理

(疾患の多い効能別薬膳料理)


 黄耆豆腐湯・糖尿病
美食の病であり、食に端を発した病気であるところから、食物療法も大いに研究しておくことが大切。

(材料)
黄耆(オウギ)、山薬(サンヤク)、葛根(カッコン)各九グラム、豆腐二分の一丁、タケノコ四分の一本、ニンジン四分の本、ネギ二分の一本、シイタケ六枚、キュウリ二分の一本、干しエビ、ショウガ各少々。 
〈作り方)
@鍋に水一リットルと黄耆、山薬、葛根を入れ、強火で一煮立ちしたら中火で十分間煮る。A生薬をとり除き、残りの材料を適当な大きさに切って入れ、煮る。最後に塩で味つけする。※みそ汁のだしとして使ってもよい。
(薬効)
山葵=疲れやすく、よく飢え、口渇し、小便多きものを目標とする。


 羊肉粥・冷え性
冷え症の人は貧血症が多く、生理痛・生理不順に悩まされることも多いので、しっかり治療しておくことが大切。

〈材料)
附子(ブシ)、当帰(トウキ)各三グラム、山薬(サンショウ)の実五グラム、羊肉のひき肉五十グラム、餅米二十グラム、長ネギ、ショウガ、塩各適量。
〈作り方)
@鍋に水三百∝をわかし、ガーゼで包んだ附子を入れ、弱火で十五分ほど煮る。A@の鋼にガーゼで包んだ当帰と山薬の実と羊肉のひき肉、水五百∝を加え、強火で一煮立ちさせたら、弱火で十五分煮る。B餅米を加え、強火で一煮立ちさせたら弱火で二十分はど煮て、再び強火で一煮立ちしてから火を止め、ガーゼの薬を取り出す。フタをして十五分蒸らし、ネギ、ショーガのみじん切りと塩で昧を調えて熱いうちに食べる。 ※一日一回、十日間続けたら三日休む。これを三回繰り返す。
(薬効)
羊肉=肉の中でも体を温める作用がある。当帰=栄養を補い皿をめぐらす働きがあり、婦人病の妙薬。


 人参枸杷酒・滋養強壮
病気の予防や、健康増進も目的とするもので、毎日少量ずつ、あるいは週一度、定期的に飲むようにする。

〈材料)
薬用人参(ニンジン)五十グラム、杓杷(クコ)百グラム、ザラメ百五十グラム、ホワイトリカーリットル。
(作り方)
@薬用人参と杓杷は水洗いし、乾いた布で水気を十分取る。A熱湯で消毒した保存瓶(ビン)に材料を入れて密封し、冷暗所で約一か月置くとできあがり。
(薬効)
薬用人参=胃腸をじょうぶにし、血行を良くする。拘杷=強精強壮作用が強いので、気力を充実させ、老化を防止する。


 金針菜と百合根の漢方スープ・精神不安ストレス
精神(気)や血液の循環、水分代謝等、気・血・水・全体のバランスを整えることを目的として調理する。

〈材料)
金針菜(キンシーサイ)三十グラム、百合根(ユリネ)二個、ブロッコリー一個、カリフラワー一個、木茸(キクラゲ)十グラム、ネギ白一本、ニンニク二片、豚赤身二百グラム、カキ油小さじ一、ゴマ油適量、塩、コショウ、片栗粉適当、柴胡加竜骨牡蛎湯(サイコカリユウコツボレイトウ)細粒五グラム。 
〈作り方)
@金針葉は洗って、ぬるま湯につけて戻し、汁は残しておく。百合根・ブロッコリー、カリフラワーは洗って適当な大きさに切る。木茸は湯に戻し、ネギ白は二センチのぷつ切り、ニンニクはスライスする。A熱した鍋に、サラダ油大さじ三をいれ、ネギ白とニンニクを入れて炊めて香りを出す。次に、豚赤身肉を入れ、火が通ったら金針葉と百合根を入れ、サッと炊める。BAに四カップのスープ・野菜・金針葉の汁二分の一カップ・木茸を入れ、約十分間煮る。CBにスパイスの「柴胡加竜骨牡蛎湯」・塩・コショウ・ゴマ油を入れ一煮立ちさせ、溶き片栗粉を入れ、とろみをつける。
〈薬効)
金針葉=別名安神菜と呼ばれるほど、精神の安定に効果がある。柴胡加竜骨牡蛎=精神不安や不眠等の神経虚的愁訴のある人に用いられる。百合根=精神不安や不定愁訴にすぐれた薬効を発揮する。
1989年社会新報新聞でフジ先生が「薬膳料理四種」について、ご紹介した記事の内容の一部です。

病気にならない予防として毎日の生活に負担をかけない
漢方や薬膳料理を取り入れていただければと思います。


『 身土不二・食 』 についての考え方


書物 『台所漢方』 90万部発行
古尾谷不二(フジ先生)著書『台所漢方』は、身近な食材を取り上げ、東洋医学・西洋医学の両面から、その性質・特徴・効能・効果・利用法を詳しく解説しました。巻末には、どの食材がどの症状に良いかが一目で分かる効能一覧表が掲載されています。
また、ご家族の健康管理や食事の献立等にも役立つ本です。

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